2024 Spring/Summer (Dreamlike fortune river)

夢の中にいるような、ぼやけていて虚ろなコレクションです。

春を告げる華やかな色味がIRONY’s TOKYOの緑をより一層引き立てるデザインが揃いました。

コレクションタイトルは「Dreamlike fortune river」で「夢のような幸福川」の意味があります。

「春っぽさ」や「幸福感」をテーマとしており、「コミカルさ」を残しつつ淡いタッチでグラフィックが繰り広げられています。

Design List

Zappy

ブロッコリーとティッシュ箱による異様な融合をしたキャラクター。
融合したことによる違和感がキャッチーさを演出。
独特な配色と色味が施されたIRONY's TOKYOらしいデザイン。

Bungee Oops

サインボードグラフィックをモチーフとした「Oops!!」シリーズから新作が登場。
バンジージャンプ失敗をコミカルに表現をしたサインボードグラフィックになっている。
サインボード特有の独特な雰囲気で表現され、「WATCH YOUR MOUTH(口を慎め)」と記されている。
安堵は禁物であるという意味が込められている。

uncensored girl

夢っぽさを表現した女の子のグラフィック。
コレクションの雰囲気作りの軸ともなっているデザインであり、配色や色味に拘っている。
「uncensored girl」は直訳すると「無検問の女の子」と読むことができ、それに基づき「夢の中に不法侵入」がテーマとなっている。

Augment Lugubriousness

海外のホラーゲームのグラフィックがモチーフとなっており、コミカルかつ躍動感あふれるキャラクターに仕上がっている。
デザインタイトルは「Augment Lugubriousness(増加する陰気さ)」と不可解な雰囲気を演出するため、敢えて覚えにくく発音のしづらいタイトルになっている。

BLINDFOLDED

コレクションテーマの一環として「BLINDFOLDED」の文字グラフィックを配置。
当コレクションを彷彿とさせる色味や配色。
「BLINDFOLDED」は「目隠しをした」という意味があり、夢に入っていく情景を表現している。

A peel

21年初期コレクション、23AWと2度に渡りリリースされた「Citrus Flavor」を彷彿とさせるIRONY's TOKYOらしさが詰まっているデザイン。
カボスの皮をモチーフとしたグラフィックで春っぽさを演出している。
デザインタイトルの「A peel」は「アピール(Appeal)」とかかっており、はがされた皮は片方ハート形になっている。

heartbreak

洋服との相性を第一に考えたグラフィック。
両手でハート形を作り、片方はモザイクがかっている。
肌の色味とIRONY's TOKYOの緑色が相性抜群。
デザインタイトルにある通り、精神崩壊を表現している。

Tranquil Cupcake

IRONY's TOKYOのシグネチャーである、緑色のOを乗せたカップケーキ。
独特な可愛さと爽やかさが演出されている。
カップケーキに乗る緑色のOが程よい違和感となりキャッチーに仕上がっている。
体調不良の日の夢で自分が食べてそうなカップケーキ。

BUSINESSMAN

CHIPMUNKが見ている夢がモチーフ。
「将来はエリートサラリーマンになって世界を飛び回りたい」
CHIPMUNKはそんな事も考えているのかもしれない。
スーツを着た高身長のCHIPMUNKが違和感故の可愛さを表現している。

entertaining around and around

IRONY's TOKYOの22S/Sから続く渦巻をモチーフとしたグラフィック。
IRONY's TOKYOの独特な淡い配色を詰め込んだデザイン。
ジェットコースターのようなワクワク感と春の訪れを歓迎する色味。
「entertaining around and around」とタイトルにある通り、「ぐるぐると楽しませる」というメッセージが込められている。

noun afoot monolith

掃除機をモチーフとしたグラフィックであり、当コレクションで一番コミカルに仕上がっている。
「魔法の掃除機」をテーマにしており、洋服と相性が良くなるように立体的でなく模様のような掃除機をイメージしている。
「Comic Sessile Phantasy」や「Patchy」のようなコミカルさがあり、ハッピーなデザインとなっている。

Prettified Cat

カップラーメンのカップに入った子猫のグラフィック。
淡い緑色の毛をした子猫が個性と可愛さを放つ。
「Prettified Cat」は「可愛さを飾った猫」という意味になる。
自分はそう思っていないのに、逆の意味や変な意味でとられちゃうことがある。

TOKYO BROADCASTING

「Trendy College」や「LOWERING」等のカレッジロゴシリーズの一つである。
当コレクションの中で「TOKYO BROADCASTING」と「Sf」はコレクションテーマとは全く関係の無いデザイン。
「TOKYO BROADCASTING」の字面の良さを生かし、カレッジロゴとしてローンチ。

Insect Anthem

虫達が春の訪れを歓迎しているグラフィック。
「Insect Anthem」は「昆虫の讃美歌」の意味がある。
IRONY's TOKYOの緑を軸に淡い緑やオレンジ色を施し、昆虫の温かい音色を表現している。
また、色と色の境界線には音色を表現する為、うねりがある。

tired

21年の初期コレクションにてローンチされた「Tired Chipmunk」を「tired」と題して復刻。
CHIPMUNKが疲れ切って寝てしまっている。
当コレクションはCHIPMUNKの夢なのかもしれない。

TOMATO syntax

トマトに食べられた子供のグラフィック。
涙目をアットマークで表現しており、悲しい情景ながらもポップで、可愛らしく表現されている。
好き嫌いはあって当然のこと。

Dream Sorption

「entertaining around and around」に引き続きこちらも渦巻グラフィック。
夢の中へ吸い込まれていくようなデザイン。
当コレクションの一貫性やテーマを意識した大きな軸となっているデザイン。

Sf

「Sf」の文字に巻きついたミミズ。
「TOKYO BROADCASTING」と同様にテーマには沿っておらずおまけのようなデザイン。
サイエンスファンタジーでありながらミミズが巻きついている、状況のギャップがキャッチーで可愛らしく表現されている。